辻野榮一

辻野榮一(東京)

ここ4〜5年、人と自然をテーマに作品を作っています。うねり狂う大地に不安げにぽつりと立つ小さな小さな人間を表現しています。

オープニング企画展作品
「壊れた夜の端に(2001)」
 
渾沌とした世の中で自然や世界を牛耳ろうとした人間、社会に対する不安や孤独を表現しました。これを発表した3カ月後、あの9・11テロ事件が起こりました。


「空がみえますか(2002)」
 
人は競って上へ上へと登りつめようとしていますが、その先にはいったい何があるのでしょうか。


「琴を奏でる森(像頭の森)(2002)」
 
私の故郷香川県には、こんぴらさんのある像頭山があります。その山の頂上付近の平らな箇所にある木々が、風に吹かれるとまるで琴の音に聞こえたことから、その街を琴平と名づけたそうです。そんな郷愁を感じながら造りました。


その他の作品
立ち尽くす人

王と王妃